auからLINEMOへの乗り換えは、MNPワンストップ方式に対応しておりMNP予約番号の取得が不要です。LINEMO公式サイトから直接申し込むだけで、電話番号をそのまま引き継げます。LINEMOはソフトバンクの直営オンライン専用ブランドで、月額990円〜利用可能。LINEギガフリーやeSIM対応など、使いやすさとコスパを両立しています。
この記事では、auからLINEMOへ乗り換える際の事前確認から具体的な4ステップの手順、費用、注意点、他の選択肢との比較までをまとめました。
乗り換え前の確認事項
auからLINEMOへ乗り換える前に、端末の対応確認・SIMロック・キャリアメールの3点を押さえておきましょう。
端末の対応確認
今お使いのau端末がLINEMOで動作するか、LINEMO公式サイトの「動作確認端末」ページで確認してください。
- iPhone: iPhone 8以降が対応(iOS 15以上推奨)
- Android: LINEMO公式サイトの動作確認端末一覧に掲載されている機種のみサポート対象
auはau回線(バンド1/3/18/26等)、LINEMOはソフトバンク回線(バンド1/3/8等)を使用しており、対応する周波数帯が異なります。特にau端末はソフトバンクのプラチナバンド(バンド8)に対応していない場合があるため、動作確認端末一覧に「対応」と記載された機種を使うようにしてください。
SIMロック解除
2021年10月以降にauで購入した端末はSIMロックフリーのため、そのままLINEMOで使えます。それ以前に購入した端末は、SIMロック解除が必要です。
SIMロック解除の方法
My auから無料で手続きできます。au電話から「157」に電話しても手続き可能ですが、店頭での手続きは3,300円の手数料がかかります。乗り換え前に済ませておきましょう。
キャリアメールの移行準備
auのキャリアメール(@ezweb.ne.jp / @au.com)は、LINEMOに乗り換えるとそのままでは使えなくなります。以下のいずれかの対応を行いましょう。
- Gmailなどのフリーメールに移行する(推奨): 各種サービスの登録メールアドレスをGmailなどに変更し、重要なメールはバックアップを取る。銀行やECサイトの二段階認証用メールアドレスも忘れずに変更
- auメール持ち運びサービスを利用する: 月額330円で乗り換え後もauのメールアドレスを継続利用可能。au解約後31日以内に申し込みが必要
長期的にはフリーメールへの完全移行がおすすめです。
LINEMOのプラン選び
LINEMOでは現在、2つのプランを新規受付しています。いずれも従量制で、データ使用量に応じた料金が自動適用されます。
| プラン名 | データ量 | 月額料金 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ベストプラン | 〜10GB | 990円〜2,090円 | 3GBまで990円、10GBまで2,090円の従量制 |
| ベストプランV | 〜30GB | 2,970円〜3,960円 | 20GBまで2,970円、30GBまで3,960円。5分以内国内通話無料付き |
すべてのプランにLINEギガフリー・5G・eSIM対応が含まれます。My auの「データ利用量」から過去の月間使用量を確認し、自分に合ったプランを選んでください。
プラン選びの目安
月3GB以下で収まる方はベストプラン(月額990円)、通話が多く20GB前後使う方はベストプランV(月額2,970円〜)がおすすめです。従量制なので、使わなかった月は自動的に安くなります。
乗り換えにかかる費用
auからLINEMOへの乗り換えにかかる各種手数料はすべて0円です。追加コストなしで手続きできます。
| 費用項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| auのMNP転出手数料 | 0円 | 2021年4月以降、無料化 |
| auの解約金 | 0円 | 2022年3月末で解約金廃止 |
| LINEMOの契約事務手数料 | 0円 | オンライン申し込みで無料 |
| SIMカード / eSIM発行手数料 | 0円 | 物理SIM・eSIMともに無料 |
| 合計 | 0円 |
端末の分割払い残債について
auで端末を分割払いで購入している場合、残債は乗り換え後も引き続き支払いが必要です。残額はMy auの「ご利用料金」から確認できます。乗り換えによって残債が免除されることはないため、事前に残額を把握しておきましょう。
節約シミュレーション
auの使い放題MAX 5G/4G(月額7,238円・割引前)からLINEMOに乗り換えた場合の月額差と年間節約額を試算しました。
| LINEMOプラン | データ量 | LINEMO月額 | au使い放題MAX(割引前) | 月額差額 | 年間節約額 |
|---|---|---|---|---|---|
| ベストプラン(3GB利用時) | 〜3GB | 990円 | 7,238円 | 6,248円 | 約74,976円 |
| ベストプラン(10GB利用時) | 〜10GB | 2,090円 | 7,238円 | 5,148円 | 約61,776円 |
| ベストプランV(20GB利用時) | 〜20GB | 2,970円 | 7,238円 | 4,268円 | 約51,216円 |
| ベストプランV(30GB利用時) | 〜30GB | 3,960円 | 7,238円 | 3,278円 | 約39,336円 |
3GB以下の利用なら年間約75,000円、20GB利用でも年間約51,000円の節約が見込めます。auで家族割プラスやauスマートバリュー等の割引を適用中の方は、割引後の金額で比較してください。いずれのケースでもLINEMOのほうが料金を抑えられるケースがほとんどです。
さらに、MNP乗り換えキャンペーンでPayPayポイントも受け取れます。ベストプランV契約なら最大20,000ポイント、ベストプラン契約なら最大10,000ポイントが還元されます(ソフトバンク・ワイモバイル・LINEモバイルからの移行は対象外)。
auの料金は変更される場合があるため、正確な金額はau公式サイトでご確認ください。格安SIM全体の料金を比較したい方は格安SIMおすすめランキングも参考にしてください。
乗り換え手順(全4ステップ)
MNPワンストップ方式に対応しているため、au側でMNP予約番号を取得する必要がありません。LINEMO公式サイトから申し込むだけで手続きが完結します。
STEP 1: 必要なものを準備する
申し込みに必要なものを事前に用意しておきましょう。
- 本人確認書類: 運転免許証またはマイナンバーカード(eKYC対応)
- クレジットカードまたは銀行口座情報: 月額料金の支払い用(口座振替にも対応)
- メールアドレス: 連絡先として使用(GmailなどのフリーメールでOK)
- Wi-Fi環境: 申し込み中の通信およびeSIMプロファイルのダウンロードに使用
STEP 2: LINEMO公式サイトから申し込む
LINEMO公式サイトにアクセスし、「申し込む」から手続きを開始します。
- 「今の電話番号をそのまま使用」を選択
- 乗り換え元キャリアで「au」を選択
- プランを選択(ベストプラン / ベストプランV)
- SIMタイプを選択(eSIMなら即日開通、物理SIMカードは配送まで1〜3日)
- 通話オプションを必要に応じて追加
MNPワンストップの手続き画面が表示されたら、画面の指示に従いau IDでログインしてMNP転出の認証を行います。auに電話してMNP予約番号を取得する従来の手順は不要です。
STEP 3: 本人確認を行う
eKYC(オンライン本人確認)でスマートフォンのカメラを使って顔写真と本人確認書類を撮影します。審査は通常数十分〜数時間で完了しますが、混雑時は翌日になることもあります。
STEP 4: SIMの開通設定を行う
SIMの種類によって開通手順が異なります。
eSIMの場合(即日開通可能):
- 審査完了メールを受信後、LINEMO公式サイトの「eSIM開通手続き」ページにアクセス
- QRコードを読み取り、eSIMプロファイルをダウンロード
- 画面の指示に従って回線切替を実行
物理SIMカードの場合:
- SIMカード到着後(1〜3日程度)、同封の案内またはLINEMO公式サイトから回線切替手続き
- スマートフォンの電源を切り、SIMカードを入れ替え
- 電源を入れ直してAPN設定を行う(次のセクションで解説)
開通完了
回線切替が完了すると、auの契約は自動解約されます。電話番号はそのままLINEMOに引き継がれ、通話・データ通信がすぐに利用できます。LINEギガフリーも開通直後から適用されます。
APN設定の方法(iPhone / Android)
回線切替後、端末がLINEMOのネットワークに接続できるようAPN設定を行います。eSIMの場合はプロファイル適用時に自動設定されることが多いですが、接続できない場合は手動設定が必要です。
iPhoneの場合
- Wi-Fiに接続した状態で、SafariからLINEMO公式のAPN構成プロファイルをダウンロード
- 「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」を開く
- ダウンロードしたプロファイルをタップし「インストール」を選択
- パスコードを入力してインストール完了
- Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信が利用できるか確認
他社プロファイルの削除
au時代にインストールしたAPN構成プロファイルが残っている場合は、先に削除してからLINEMOのプロファイルをインストールしてください。「設定」>「一般」>「VPNとデバイス管理」から古いプロファイルを削除できます。
Androidの場合
- 「設定」>「ネットワークとインターネット」>「モバイルネットワーク」>「アクセスポイント名」を開く
- 右上のメニューから「新しいAPN」を追加し、以下の情報を入力
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| 名前 | LINEMO |
| APN | plus.acs.jp |
| ユーザー名 | lm |
| パスワード | lm |
| MCC | 440 |
| MNC | 20 |
| 認証タイプ | CHAP |
| APNタイプ | default,ia,mms,supl,hipri |
- 保存して作成したAPNを選択
- Wi-Fiをオフにしてモバイルデータ通信が利用できるか確認
通話・データ通信ともに問題なく利用できれば設定完了です。
注意点・デメリット
LINEMOへの乗り換えにはメリットが多い反面、事前に理解しておくべきデメリットもあります。
回線がau回線からソフトバンク回線に変わる
LINEMOはソフトバンク回線を使用しています。auとは基地局やカバーエリアが異なるため、今まで電波が良かった場所でも受信状況が変わる可能性があります。特に山間部や一部の建物内では差が出ることがあるため、LINEMO公式サイトのエリアマップで自宅や職場の電波状況を事前に確認しましょう。
au回線のまま料金を抑えたい方は、auからUQモバイルへの乗り換えやauからpovoへの乗り換えも選択肢になります。
サポートはチャットのみで電話・店舗サポートなし
LINEMOはオンライン専用ブランドのため、電話サポートや店頭サポートがありません。問い合わせはチャットまたはLINEでの対応のみです。auショップのような対面サポートに慣れている方は、この点を理解した上で乗り換えてください。
auの家族割プラス・スマートバリューが適用外になる
LINEMOに乗り換えると、auの家族割プラスやauスマートバリューなどの割引は適用外になります。また、auに残る家族の割引回線数が減るため、家族全体の月額料金にも影響する可能性があります。乗り換え前に家族で料金シミュレーションをしておきましょう。
LINE以外はギガフリー対象外
LINEギガフリーはLINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ通話が対象です。YouTube、Instagram、X(旧Twitter)など他のアプリやサービスのデータ消費はカウントされます。LINE以外のアプリで大量にデータを消費する場合は、余裕のあるプランを選んでください。
キャリアメールが標準では使えなくなる
前述のとおり、auのキャリアメール(@ezweb.ne.jp / @au.com)はLINEMO乗り換え後にそのままでは使えません。auメール持ち運びサービス(月額330円)を利用するか、事前にフリーメールへ移行しておく必要があります。
LINEMOと他の選択肢との比較
auから乗り換える際、LINEMOの他にUQモバイルやpovo2.0も候補になります。それぞれの特徴を比較しました。
| 項目 | LINEMO | UQモバイル | povo2.0 |
|---|---|---|---|
| 回線 | ソフトバンク | au | au |
| 月額料金(3GB) | 990円 | ー | 990円/30日間 |
| 月額料金(20GB〜) | 2,970円(〜20GB) | 4,048円(30GB) | 2,700円/30日間 |
| 月額料金(30GB〜) | 3,960円(〜30GB) | 3,828円(35GB) | ー |
| 通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
| 5分通話無料 | ベストプランVに付属 | コミコミプランバリューは10分無料 | 550円/回のトッピング |
| 店舗サポート | なし | au Shop対応 | なし |
| 家族割・セット割 | なし | 自宅セット割あり | なし |
| 特徴 | LINEギガフリー | au回線のまま乗り換え | 基本料0円・トッピング方式 |
LINEMOがおすすめの人
- LINEのトーク・通話を頻繁に使う人(LINEギガフリーの恩恵が大きい)
- ソフトバンク回線のエリアで問題ない人
- 月3〜20GB程度のデータ量で十分な人
- オンライン手続きに抵抗がない人
UQモバイルがおすすめの人
- au回線のまま乗り換えたい人
- 店舗での対面サポートを重視する人
- auひかり等の対象サービスで自宅セット割(月1,100円引き)を適用できる人
- 詳しくはauからUQモバイルへの乗り換えガイドを参照
povo2.0がおすすめの人
- 月によってデータ使用量の変動が大きい人
- Wi-Fi中心でモバイルデータをほとんど使わない月がある人
- 基本料0円で必要なときだけトッピングしたい人
- 詳しくはauからpovoへの乗り換えガイドを参照
LINEMOの詳しい評判やユーザーの口コミはLINEMO評判・レビューでまとめています。
まとめ
auからLINEMOへの乗り換えは、MNPワンストップ対応で手続きの手間が少なく、費用もすべて0円です。月額990円〜の従量制プランにより、auの料金と比べて年間4万〜7万円以上の節約が見込めます。
乗り換えのポイントを整理します。
- 乗り換え費用はすべて0円(MNP転出手数料・事務手数料ともに無料)
- MNPワンストップ対応で、MNP予約番号の取得が不要
- eSIMなら申し込み当日に開通可能
- LINEギガフリーでLINEのトーク・通話がデータ消費ゼロ
- MNP乗り換えキャンペーンで最大20,000PayPayポイント還元あり(ベストプランV契約時)
- 従量制プランで使わなかった月は自動的に安くなる
月のデータ使用量が3GB以下ならベストプラン(月額990円)、20GB前後で通話もするならベストプランV(月額2,970円〜)から始めてみてください。LINEをよく使う方にはLINEギガフリーの恩恵が大きく、auからの乗り換え先として有力な選択肢です。
au回線のまま料金を下げたい方はauからUQモバイルへの乗り換えガイドやauからpovoへの乗り換えガイドもあわせてご検討ください。格安SIM全体を比較したい方は格安SIMおすすめランキングも参考になります。MNPワンストップの仕組みについてさらに詳しく知りたい方はMNPワンストップ手順をご覧ください。
よくある質問
QauからLINEMOへの乗り換えにMNP予約番号は必要ですか?
不要です。LINEMOはMNPワンストップ方式に対応しているため、LINEMO公式サイトの申し込み画面からau回線の転出手続きが行えます。auに電話してMNP予約番号を取得する必要はありません。
Qauの端末はそのままLINEMOで使えますか?
LINEMO公式サイトの動作確認端末一覧に掲載されている機種であれば使えます。2021年10月以降にauで購入した端末はSIMロックフリーのためそのまま利用可能です。それ以前の端末はMy auからSIMロック解除(無料)が必要な場合があります。
QauからLINEMOへの乗り換えにかかる費用はいくらですか?
すべて0円です。auのMNP転出手数料・解約金、LINEMOの契約事務手数料・SIM発行手数料のいずれも無料で手続きできます。ただし、auで端末の分割払い残債がある場合は、引き続き支払いが必要です。
Qauの家族割プラスはLINEMOでも使えますか?
使えません。LINEMOに乗り換えると、auの家族割プラスやauスマートバリューなどの割引は適用外になります。また、auに残る家族の割引回線数にも影響するため、乗り換え前に家族全体の料金を確認しておきましょう。
QLINEMOのLINEギガフリーとは何ですか?
LINEアプリのトーク・音声通話・ビデオ通話のデータ消費がゼロになるサービスです。LINEMOの全プランに標準で付いており、追加料金はかかりません。ただし、LINEのニュースタブやLINE MUSIC、スタンプショップの利用など一部機能は対象外です。