auからpovo2.0への乗り換えは、基本料0円で必要なときだけデータをトッピングする新しいスタイルです。同じKDDIグループ内の移行のため、MNP予約番号は不要でアプリだけで手続きが完了します。月々のスマホ代を大幅に節約したい方に向けて、手順・活用法・注意点を詳しく解説します。
auからpovo2.0に乗り換えるメリット
同じau回線を使いながら基本料0円にできる点が最大の魅力です。au時代の月額料金と比較すると、年間で数万円の節約になるケースも珍しくありません。
月額料金の節約シミュレーション
| 利用パターン | auの目安月額 | povo2.0の目安月額 | 年間節約額 |
|---|---|---|---|
| Wi-Fi中心(月3GB以下) | 5,588円(スマホミニプラン 4GB) | 990円(3GB/30日) | 約55,000円 |
| 中程度(月20GB) | 7,238円(使い放題MAX) | 2,700円(20GB/30日) | 約54,000円 |
| ライトユーザー(週末だけ外出) | 5,588円 | 約1,300円(使い放題×4回/月) | 約51,000円 |
このように、どのパターンでも年間5万円前後の節約が見込めます。ただし、povo2.0はトッピング制のため自分でデータ量を管理する必要がある点は理解しておきましょう。
auからpovo2.0への主な変更点
| 項目 | au | povo2.0 |
|---|---|---|
| 月額料金 | 5,588円〜(スマホミニ4GB) | 0円〜(トッピング制) |
| データ容量 | プランに応じて固定 | 必要な分だけトッピング購入 |
| 通話料 | 22円/30秒(かけ放題はオプション) | 22円/30秒(かけ放題はトッピング) |
| 通信回線 | au回線 | au回線(同一品質) |
| 店頭サポート | auショップで対応 | オンラインのみ |
| キャリアメール | @au.com/@ezweb.ne.jp | 利用不可(持ち運び月330円) |
| 家族割引 | 対象 | 対象外 |
| auスマートバリュー | 対象 | 対象外 |
月額料金は大幅に下がりますが、店頭サポートがなくなる点とキャリアメールが使えなくなる点を事前に把握しておきましょう。家族割引やauスマートバリューも対象外になるため、家族全体の料金計画を確認することをおすすめします。
乗り換え前に確認すること
手続きをスムーズに進めるため、申し込み前に以下の4点を確認しておきましょう。
1. 端末の対応確認
auで購入した端末はそのままpovo2.0で利用できます。2021年10月以降に購入した端末はSIMロックがかかっていないため、特別な手続きは不要です。それ以前の端末も、My auからSIMロック解除が無料で可能です。
2. キャリアメールの移行準備
povo2.0ではau のキャリアメール(@au.com / @ezweb.ne.jp)は利用できません。事前にGmailなどのフリーメールに切り替えておくか、auの「メール持ち運びサービス」(月額330円)を申し込むことでメールアドレスを維持できます。メール変更が必要なサービス(銀行、ECサイトなど)は、乗り換え前にメールアドレスの登録変更を済ませておきましょう。
キャリアメール対策の詳細は格安SIM乗り換え時のキャリアメール対策で解説しています。
3. 各種サービスの確認
auの以下のサービスはpovo2.0に引き継げません。利用中の方は事前に代替手段を確認してください。
- au PAY: povo2.0でも継続利用可能(au IDで連携)
- auかんたん決済: 一部サービスは引き続き利用可能
- auスマートパス: 解約扱いとなるため、特典を受けている方は注意
- au WiFi SPOT: 利用不可
4. 端末の分割払い残債
auで端末の分割払い残債がある場合は、povo2.0移行後も引き続き支払いが必要です。残債は乗り換えで免除されるわけではありません。My auで残債額を確認しておきましょう。
注意: auスマートバリューについて
auからpovo2.0に移行すると、auスマートバリュー(auひかりとのセット割引)の対象外になります。家族にauユーザーがいる場合、家族割引のカウント数にも影響するため、家族全体の料金プランへの影響を確認しましょう。
乗り換えにかかる費用
auからpovo2.0への移行は、すべての手数料が無料です。追加コストなしで乗り換えられます。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 契約事務手数料 | 0円 |
| MNP転出手数料 | 不要(ブランド間移行) |
| au解約金 | 0円 |
| SIMカード発行料 | 0円 |
| eSIM発行手数料 | 0円 |
乗り換え手順(全4ステップ)
auからpovo2.0への乗り換えはMNP予約番号不要で、アプリだけで完結します。最短30分ほどで手続きが完了します。
STEP 1: povo2.0アプリをダウンロード
App StoreまたはGoogle Playからpovo2.0アプリをインストールし、アカウントを作成します。メールアドレスの登録とSMS認証が必要です。
STEP 2:「auから変更」を選択して申し込み
アプリ内で「auから変更」を選択します。au IDでログインすると、現在の契約情報が自動で読み込まれます。契約内容を確認し、povo2.0への変更を申し込みます。
STEP 3: 本人確認・SIMタイプを選択
eKYC(オンライン本人確認)を実施します。運転免許証またはマイナンバーカードをカメラで撮影し、顔写真を登録します。SIMカードまたはeSIMのどちらかを選択します。eSIMならその場で開通でき、SIMカードの到着を待つ必要がありません。
eSIMがおすすめ
eSIM対応端末をお持ちの方はeSIMを選ぶのがおすすめです。申し込み完了後すぐにプロファイルをダウンロードでき、最短当日中に利用開始できます。
STEP 4: 回線切替・トッピング購入
申込完了後、povo2.0アプリから回線切替を実行します。切替完了後はデータトッピングを購入しない限り通信速度が最大128kbpsに制限されるため、必要なトッピングをすぐに購入しましょう。
完了
回線切替後、端末を再起動すればpovo2.0としての通信が開始されます。APN設定は自動で行われるため、通常は手動設定は不要です。
povo2.0のトッピング一覧と活用法
povo2.0はトッピング制のため、自分の使い方に合ったトッピングを選ぶことが重要です。Wi-Fiが中心の方なら月額1,000円以下に抑えることも可能です。
データトッピング一覧
| トッピング | 料金 | 有効期限 | 1GBあたりの単価 |
|---|---|---|---|
| データ使い放題 | 330円 | 24時間 | − |
| データ追加1GB | 390円 | 7日間 | 390円 |
| データ追加3GB | 990円 | 30日間 | 330円 |
| データ追加20GB | 2,700円 | 30日間 | 135円 |
| データ追加60GB | 6,490円 | 90日間 | 108円 |
| データ追加150GB | 12,980円 | 180日間 | 87円 |
トッピング変更のお知らせ
「データ追加60GB(90日間)」と「データ追加150GB(180日間)」は2026年7月31日で販売終了予定です。今後は新たな大容量トッピングに移行される見込みです。
通話トッピング
| トッピング | 料金 | 内容 |
|---|---|---|
| 5分以内通話かけ放題 | 550円/月 | 5分以内の国内通話が無料 |
| 通話かけ放題 | 1,650円/月 | 国内通話が無制限 |
利用パターン別おすすめトッピング
| 利用パターン | おすすめトッピング | 月額目安 |
|---|---|---|
| Wi-Fi中心・ほぼ外出しない | データ追加1GB(7日間)×必要時 | 390〜780円 |
| 通勤で少し使う程度 | データ追加3GB(30日間) | 990円 |
| 動画視聴もする一般的な使い方 | データ追加20GB(30日間) | 2,700円 |
| 週末だけ外出先で使う | データ使い放題(24時間)×4〜5回 | 1,320〜1,650円 |
| 通話もデータもバランスよく | 20GB + 5分かけ放題 | 3,250円 |
キャンペーン情報(2026年8月時点)
auからpovo2.0への乗り換え時に利用できるキャンペーンをまとめます。
| キャンペーン | 特典内容 | 条件 |
|---|---|---|
| 本気割キャンペーン | トッピング購入額の40%をau PAY残高還元 | 他社からのMNP乗り換え・SIM有効化後7日以内にトッピング購入 |
| Data Oasis | ローソン来店で1回0.1GB(月最大1GB) | povo2.0契約者・ローソン店舗でアプリ操作 |
| サブスクトッピング初月無料 | 対象サブスクトッピングの初月無料 | 対象トッピングに初めて加入 |
Data Oasisは毎月最大1GBのデータを無料で受け取れるため、ライトユーザーにとっては見逃せない特典です。
最新のキャンペーン情報は格安SIMキャンペーンまとめ(7月版)をご確認ください。
よくある注意点
180日ルールに注意
povo2.0は180日以内にトッピングの購入(税込み額が0円を超えるもの)または従量通話料・SMS送信料の合計額が660円を超えない場合、契約が解除される場合があります。長期間トッピングを購入しない場合も、通話やSMS送信で利用実績を作っておくと安心です。
店頭サポートがない
povo2.0はオンライン専用のサービスです。auショップでの対応は受けられません。設定やトラブル対応はアプリ内のチャットサポートまたは公式サイトのヘルプを活用しましょう。オンラインでの手続きに不安がある方は、店頭サポートがあるUQモバイルも検討候補になります。
auスマートパスの解約
auからpovo2.0に移行すると、auスマートパスプレミアムは自動解約になります。月額料金の中に含まれていた各種特典(映画割引、クーポンなど)が使えなくなるため、事前に確認しておきましょう。
家族割引への影響
auの家族割引(家族割プラス)のカウント対象から外れます。家族にauユーザーがいる場合、残りの家族の割引額が変わる可能性があるため注意が必要です。
povo2.0 vs 他のau回線格安SIMとの比較
au回線から乗り換えるなら、povo2.0以外の選択肢も確認しておくと判断しやすくなります。
| キャリア | 月額料金 | データ量 | かけ放題 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|
| povo2.0 | 0円〜 | トッピング制 | オプション | 基本料0円・使った分だけ |
| UQモバイル | 3,828円〜 | 35GB | 10分込み(コミコミ) | 店舗サポートあり |
| IIJmio(au回線) | 850円〜 | 2GB〜 | オプション | 通話料11円/30秒 |
| mineo(au回線) | 1,298円〜 | 1GB〜 | オプション | トリプルキャリア対応 |
データ使用量が安定して月20GB前後の方は定額制のプランの方が管理しやすいかもしれません。povo2.0との比較はpovo vs UQモバイル 比較やpovo vs IIJmio 比較もあわせてご覧ください。
au回線の格安SIMをまとめて比較したい方はau回線の格安SIMおすすめも参考にしてください。
まとめ
auからpovo2.0への乗り換えは、手数料無料・MNP不要でアプリから簡単に手続きできます。基本料0円のトッピング制を活用すれば、Wi-Fi中心の方なら月額1,000円以下、一般的な使い方でも月額2,700円前後とauの料金から大幅に節約できます。
ただし、トッピング管理の手間、180日ルール、店頭サポートなしといった注意点もあります。自分でデータ量を管理できる方、毎月のデータ使用量にバラつきがある方にはpovo2.0がぴったりです。安定した定額料金と店舗サポートを重視する方はUQモバイルへの乗り換えも検討してみてください。
povo2.0以外の格安SIMも検討したい方は格安SIMおすすめランキングで幅広く比較できます。
よくある質問
Qauからpovo2.0への乗り換えにMNP予約番号は必要?
不要です。auとpovo2.0は同じKDDIグループのため、ブランド間の移行として手続きできます。電話番号はそのまま引き継がれます。
Qpovo2.0の基本料は本当に0円?
はい。基本料は0円で、データ通信を使いたいときにトッピングを購入する仕組みです。ただし180日以内に有料トッピングの購入がなく、通話料・SMS送信料の合計が660円以下の場合は契約解除の対象になる場合があります。
Qauの端末はそのまま使える?
はい。auで購入した端末はそのままpovo2.0で利用できます。2021年10月以降に購入した端末はSIMロックがかかっていません。それ以前の端末はMy auから無料でSIMロック解除が可能です。
Qpovo2.0とUQモバイルどちらがおすすめ?
Wi-Fi環境が充実していて月のデータ使用量にバラつきがある方にはpovo2.0がおすすめです。毎月安定したデータ量を使い、店舗サポートも重視する方にはUQモバイルが向いています。詳しくはpovo vs UQモバイル 比較記事をご確認ください。
Qpovo2.0でかけ放題は使える?
はい。5分以内通話かけ放題(月額550円)と通話かけ放題(月額1,650円)のトッピングが用意されています。トッピングを購入した月のみ適用されるため、通話が多い月だけ利用するという使い方もできます。
Qauからpovo2.0に乗り換えると毎月いくら節約できる?
au使い放題MAX(月額7,238円)からpovo2.0の20GBトッピング(月額2,700円)に切り替えた場合、月約4,500円・年間約54,000円の節約になります。Wi-Fi中心でデータをほとんど使わない方なら月額990円(3GB)で済み、年間約55,000円の節約も可能です。
