格安SIMへの乗り換えは「SIMカードが届くまで数日かかる」というイメージがありますが、eSIMを使えば申し込みから最短当日中に開通できます。この記事ではeSIM対応の格安SIM10社と、即日開通するための具体的な手順・注意点を解説します。
本記事の料金はすべて税込み表示です。eSIMの開通時間は審査状況や申し込み時間帯により異なります。最新の料金・サービス内容は各公式サイトでご確認ください。
eSIMなら即日開通できる理由
eSIM(Embedded SIM)はスマホに内蔵された電子的なSIMで、物理的なSIMカードの郵送を待たずにオンラインで開通できます。
従来の物理SIMカードでは、申し込み後にSIMカードが郵送されるまで2〜3日かかっていました。しかしeSIMならオンラインで申し込んだ後、QRコードの読み取りやアプリ操作だけで回線が開通します。早ければ申し込みから30分〜数時間で利用を開始できます。
eSIM即日開通に必要な条件
即日開通するには以下の条件を満たす必要があります。
- eSIM対応のスマホ: iPhone XS以降、Google Pixel 3a以降など。設定アプリからeSIM対応を確認可能
- SIMロック解除済みの端末: 大手キャリアで購入した端末はSIMロック解除が必要な場合あり(2021年10月以降に発売された端末は原則SIMフリー)
- 本人確認書類: マイナンバーカード・運転免許証など(eKYC対応キャリアはスマホで完結)
- Wi-Fi環境: eSIMのプロファイルダウンロード時にインターネット接続が必要
SIMロック解除の手順はSIMロック解除の確認・手順ガイドで詳しく解説しています。
eSIM対応の格安SIM 10社比較
2026年9月時点でeSIMに対応している主要な格安SIM10社を比較します。いずれも即日開通が可能です。
| キャリア | 月額料金 | データ容量 | 回線 | 開通目安 | eKYC |
|---|---|---|---|---|---|
| ahamo | 2,970円 | 20GB | ドコモ | 最短1時間 | ○ |
| LINEMO | 990円〜 | 3GB〜30GB | ソフトバンク | 最短1時間 | ○ |
| povo2.0 | 0円〜 | トッピング式 | au | 最短30分 | ○ |
| 楽天モバイル | 1,078円〜 | 3GB〜無制限 | 楽天/au | 最短5分 | ○ |
| UQモバイル | 3,828円〜 | 30GB〜35GB | au | 最短1時間 | ○ |
| ワイモバイル | 3,278円〜 | 5GB〜35GB | ソフトバンク | 最短1時間 | ○ |
| IIJmio | 850円〜 | 2GB〜50GB | ドコモ/au | 即日〜翌日 | ○ |
| mineo | 1,298円〜 | 1GB〜20GB | 3キャリア | 即日〜翌日 | ○ |
| HISモバイル | 280円〜 | 100MB〜50GB | ドコモ | 即日〜翌日 | ○ |
| nuroモバイル | 792円〜 | 3GB〜40GB | 3キャリア | 即日〜翌日 | ○ |
MNO・サブブランド(ahamo・LINEMO・povo2.0・楽天モバイル・UQモバイル・ワイモバイル)は審査が早く、即日開通しやすい傾向にあります。MVNO(IIJmio・mineo・HISモバイル・nuroモバイル)も当日中の開通は可能ですが、審査に時間がかかる場合があります。
即日開通におすすめのキャリア3選
特に即日開通のしやすさ・手続きの簡単さで優れたキャリアを3社紹介します。
楽天モバイル — 最短5分で開通
楽天モバイルはeSIMの即日開通に最も力を入れており、AIかんたん本人確認(eKYC)対応で最短5分で開通できます。料金は3GBまで月1,078円、20GBまで月2,178円、無制限で月3,278円の従量制です。MNP乗り換えなら最大14,000楽天ポイント還元もあります。
| プラン | 月額 | データ容量 |
|---|---|---|
| 〜3GB | 1,078円 | 3GB |
| 3〜20GB | 2,178円 | 20GB |
| 20GB〜 | 3,278円 | 無制限 |
povo2.0 — 基本料0円で即日開通
povo2.0は基本料0円でeSIM即日開通が可能なため、「とりあえずすぐに回線が欲しい」という場合に最適です。必要なデータ量をトッピングで購入するスタイルで、3GB(30日間)990円、20GB(30日間)2,700円と柔軟に選べます。
| トッピング | 料金 | 有効期間 |
|---|---|---|
| 1GB | 390円 | 7日間 |
| 3GB | 990円 | 30日間 |
| 20GB | 2,700円 | 30日間 |
| データ使い放題 | 330円 | 24時間 |
LINEMO — ソフトバンク回線で即日開通
LINEMOはソフトバンク回線のMNO品質でeSIM即日開通が可能です。ベストプランは従量制で3GBまで月990円、10GBまで月2,090円と料金もお手頃です。LINEのデータ消費がゼロになるLINEギガフリーも魅力です。MNP乗り換えで最大20,000PayPayポイント還元もあります。
| プラン | 月額 | データ容量 |
|---|---|---|
| ベストプラン | 990円〜2,090円 | 3GB〜10GB |
| ベストプランV | 2,970円〜3,960円 | 20GB〜30GB |
eSIMで即日開通する手順(5ステップ)
eSIMで即日開通するための一般的な手順を解説します。キャリアごとに細かい違いはありますが、基本的な流れは同じです。
ステップ1:事前準備
申し込み前に以下を確認しましょう。
- スマホがeSIMに対応しているか確認する
- SIMロックが解除されているか確認する
- 現在のキャリアのメールアドレス(@docomo.ne.jp等)以外のメールを用意する
- 本人確認書類(マイナンバーカードまたは運転免許証)を手元に準備する
- Wi-Fi環境を確保する
キャリアメールの対策は格安SIM乗り換え時のメールアドレス対策で解説しています。
ステップ2:オンラインで申し込み
乗り換え先キャリアの公式サイトまたはアプリから申し込みます。MNPワンストップ対応キャリアなら、現在のキャリアでMNP予約番号を取得する手続きは不要です。
ステップ3:本人確認(eKYC)
スマホのカメラで本人確認書類と顔写真を撮影するeKYC方式なら、書類の郵送不要で即日審査が完了します。撮影のコツは、明るい場所で書類が光で反射しないように撮影することです。
ステップ4:eSIMプロファイルのダウンロード
審査完了後、eSIMのプロファイル(設定情報)をダウンロードします。多くのキャリアではQRコードの読み取りやアプリからの設定で完了します。このときWi-Fi接続が必要です。
ステップ5:回線切り替え・APN設定
プロファイルのダウンロード後、回線の切り替えを行います。iPhoneの場合はプロファイルをインストールするだけで完了することが多く、Androidの場合はAPN(アクセスポイント)設定が必要な場合があります。
APN設定の詳しい手順は格安SIMの初期設定・APN設定ガイドをご覧ください。
即日開通の注意点3つ
スムーズに即日開通するために、以下の注意点を押さえておきましょう。
1. 申し込み時間帯に注意
多くのキャリアでは審査が営業時間内(9:00〜20:00頃)に行われます。深夜や早朝に申し込んだ場合、審査完了が翌日になることがあります。即日開通を確実にしたい場合は午前中に申し込みましょう。
2. MNPワンストップ対応を確認
MNPワンストップ方式に対応しているキャリアなら、転出元でのMNP予約番号の取得が不要です。2026年現在、本記事で紹介した10社はすべてMNPワンストップに対応しています。MNPの詳細はMNP乗り換えの手順ガイドをご覧ください。
3. 回線切り替え後は元のキャリアに戻れない
eSIMの回線切り替えを完了すると、元のキャリアの回線は即時解約扱いになります。切り替え前にデータのバックアップやキャリアメールの移行を済ませておきましょう。
LINE引き継ぎを忘れずに
格安SIMへの乗り換え時にLINEアカウントの引き継ぎ設定を忘れると、トーク履歴が消える可能性があります。必ず事前に引き継ぎ設定を行いましょう。詳しくは格安SIM乗り換え時のLINE引き継ぎ方法をご覧ください。
物理SIMカードとeSIMの違い
eSIMを使うか物理SIMを使うかで、開通までの時間や手続きが変わります。
| 比較項目 | eSIM | 物理SIMカード |
|---|---|---|
| 開通までの時間 | 最短30分〜数時間 | 2〜3日(郵送) |
| 申し込み方法 | オンラインのみ | オンライン or 店舗 |
| 設定方法 | QRコード読み取り/アプリ | SIMカードを差し替え |
| 対応端末 | eSIM対応端末のみ | ほぼすべてのスマホ |
| 機種変更時 | 再発行手続きが必要 | SIMカードを差し替えるだけ |
| デュアルSIM | 物理SIM+eSIMの2回線利用可 | SIMスロット数に依存 |
eSIMのメリットは開通の速さとデュアルSIM活用の利便性です。一方、機種変更時にはeSIMの再発行手続きが必要になる点は覚えておきましょう。
デュアルSIMの活用法はデュアルSIMのおすすめ組み合わせで詳しく紹介しています。
よくある質問
よくある質問
QeSIM対応かどうかはどうやって確認できますか?
iPhoneの場合は「設定」→「一般」→「情報」で「EID」の項目があればeSIM対応です。Androidの場合は「設定」→「ネットワークとインターネット」→「SIM」から確認できます。iPhone XS以降、Google Pixel 3a以降の機種はeSIMに対応しています。
QeSIMで即日開通した場合、電話番号は変わりますか?
MNP(携帯番号ポータビリティ)で乗り換えれば、現在の電話番号をそのまま引き継げます。新規契約の場合は新しい番号が付与されます。
QeSIMの申し込み後、審査にどれくらいかかりますか?
eKYC(オンライン本人確認)対応キャリアなら、最短5分〜1時間程度で審査が完了します。ただし申し込み内容に不備がある場合や混雑時は翌日になることもあります。午前中の申し込みがおすすめです。
QeSIMは途中で物理SIMに変更できますか?
はい、多くのキャリアでeSIMから物理SIMへの変更が可能です。ただしSIM再発行手数料がかかる場合があります(無料のキャリアもあります)。変更時は一時的に回線が使えない期間が発生することがあります。
Q格安SIMの即日開通は店舗でもできますか?
UQモバイル・ワイモバイル・楽天モバイルは全国の店舗で即日開通が可能です。店舗なら物理SIMカードでも当日中に開通でき、スタッフのサポートを受けながら手続きできます。eSIM非対応の端末を使っている方は店舗での即日開通がおすすめです。
