ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換えは、通信回線がドコモからau回線に変わる点が大きな特徴です。J:COMモバイルはau回線のMVNOで、1GBプラン(月1,408円)から20GBプラン(月3,058円)まで4つのプランを提供しています。ドコモの主力プランと比較すると年間約50,000円の節約も見込めますが、回線変更に伴う端末の対応バンド確認やSIMロック解除が必要になるケースがあります。本記事では、ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換え手順・費用・注意点を詳しく解説します。
J:COMモバイルの料金プランとドコモとの比較
J:COMモバイルはau回線を使ったMVNOで、全プラン5G対応・テザリング無料です。10GB以上のプランは速度制限時も最大1Mbpsで通信できます。
| プラン名 | データ量 | 月額料金 | 速度制限時 |
|---|---|---|---|
| 1GBプラン | 1GB | 1,408円 | 最大200kbps |
| 5GBプラン | 5GB | 1,958円 | 最大200kbps |
| 10GBプラン | 10GB | 2,508円 | 最大1Mbps |
| 20GBプラン | 20GB | 3,058円 | 最大1Mbps |
通話料は22円/30秒で、かけ放題オプション(月1,650円)も用意されています。余ったデータは翌月に繰り越せるため、月ごとにデータ使用量にばらつきがある方にも安心です。迷惑電話・メッセージブロック機能が全プランに無料で標準付帯しています。
ドコモからJ:COMモバイルに乗り換えるとどれくらい安くなる?
ドコモの主力プランからJ:COMモバイルに乗り換えた場合の料金差を比較しました。
| 比較項目 | J:COMモバイル(20GB) | ドコモ eximo(無制限) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 3,058円 | 7,238円 |
| データ容量 | 20GB | 無制限 |
| 通話料 | 22円/30秒 | 22円/30秒 |
| 年間コスト | 36,696円 | 86,856円 |
| 年間差額(概算) | ― | J:COMモバイルの方が約50,000円安い |
※ドコモの料金は主力プラン(eximo 無制限)の定価で、各種割引適用前の参考値です。
ドコモの無制限プランを契約中でも、毎月の実際のデータ使用量が20GB以内であれば、J:COMモバイルの20GBプランで十分まかなえます。年間に換算すると約50,000円の節約です。さらにデータ使用量が5GB程度の方は月1,958円のプランを選べ、年間約63,000円もの差額になります。
データ使用量の確認方法
My docomoアプリまたはMy docomo(Web)で直近のデータ使用量を確認できます。毎月20GB以内で収まっている方は20GBプラン、10GB程度の方は10GBプランがおすすめです。10GB・20GBプランは速度制限時も最大1Mbpsで通信できるため、月末にデータを使い切っても動画視聴(標準画質)やSNSは利用可能です。
ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換え手順(全4ステップ)
乗り換えはMNP予約番号の取得からSIMカードの初期設定まで4ステップで完了します。ドコモからau回線への変更になるため、端末の対応確認がポイントです。
STEP 1 - MNP予約番号を取得する
ドコモのMy docomoアプリ、My docomo(Web)、または電話窓口(151 / 0120-800-000)からMNP予約番号を取得します。MNP予約番号の有効期限は発行日を含めて15日間です。
My docomo(Web)からの取得がもっとも手軽です。24時間受付で手続き完了後にSMSでMNP予約番号が届きます。ドコモショップでも取得可能ですが、来店予約が必要で待ち時間がかかるためオンライン手続きをおすすめします。
MNP予約番号の有効期限に注意
J:COMモバイルの申し込み時には、MNP予約番号の有効期限が十分に残っている必要があります。取得後はなるべく早めに申し込みを行ってください。期限が切れた場合は無料で再取得できます。
MNPの基本的な仕組みについてはMNP乗り換え手順ガイドで詳しく解説しています。
STEP 2 - J:COMモバイルの公式サイトで申し込む
J:COMモバイルの公式サイトにアクセスし、申し込みページからプランを選択します。SIMタイプは物理SIMのみで、eSIMには対応していません。
申し込みに必要なもの:
- MNP予約番号(有効期限が十分に残っているもの)
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
- クレジットカードまたは口座情報(J:COMサービス利用中の場合は既存の支払い方法)
- メールアドレス(Gmail等のフリーメールを事前に用意)
プラン選択では、データ使用量に合わせて4つのプランから選びます。迷った場合は10GBプラン(月2,508円)がバランスの取れた選択です。速度制限時も最大1Mbpsで通信できるため、月末にデータを使い切っても日常的な利用に支障が出にくくなっています。
STEP 3 - 本人確認・SIM発送
本人確認書類をアップロードし、審査を完了させます。審査は通常1〜3営業日で完了します。
審査完了後にSIMカードが自宅に郵送されます。到着まで2〜4日程度です。J:COMモバイルはeSIM非対応のため、物理SIMカードの到着を待つ必要があります。この間はドコモ回線がそのまま使えるため、通信が途切れる心配はありません。
STEP 4 - SIMカードの挿入・初期設定
SIMカード到着後に、J:COMモバイルのマイページまたは電話窓口で回線切替を実行します。
回線切替が完了すると、自動的にドコモ回線は解約されます。別途ドコモへの解約手続きは不要です。切替後に端末のSIMカードを入れ替え、APN設定を行います。
ドコモで購入した端末をJ:COMモバイル(au回線)で使用する場合は、SIMロック解除とAPN設定の両方が必要です。iPhoneの場合はプロファイルのインストール、Androidの場合は設定画面からAPNを手動入力します。設定完了後にデータ通信と音声通話が使えることを確認すれば乗り換え完了です。
通話テストを忘れずに
回線切替後は、データ通信だけでなく音声通話のテスト(家族や友人に発信)も必ず行ってください。ドコモからau回線への変更のため、電波の入り具合に問題がないかもあわせて確認しましょう。
乗り換えにかかる費用
ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換えにかかる費用をまとめました。ドコモ側の転出手数料・解約金は0円で、J:COMモバイル側の初期費用のみ発生します。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| ドコモ MNP転出手数料 | 0円 |
| ドコモ 解約金 | 0円 |
| J:COMモバイル 契約事務手数料 | 3,300円 |
| J:COMモバイル SIMカード発行手数料 | 0円(事務手数料に含む) |
合計でJ:COMモバイルの契約事務手数料3,300円のみです。月額料金の差額で1ヶ月目には元が取れる計算になります。
端末の分割残債に注意
ドコモで端末を分割購入中の場合、乗り換え後も残債の支払いは継続します。「いつでもカエドキプログラム」などの端末返却プログラムを利用中の方は、返却条件や残債金額を事前にMy docomoで確認してください。
ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換え時の注意点
ドコモからJ:COMモバイルに乗り換える際は、回線がドコモからauに変わる点を中心にいくつかの注意事項があります。事前に確認しておきましょう。
通信エリアがau回線に変わる
J:COMモバイルはau回線のMVNOのため、ドコモの通信エリアではなくauの通信エリアで利用することになります。都市部ではほとんど差がありませんが、山間部や一部の地方エリアではカバー状況が異なる場合があります。
ドコモで購入した端末をそのまま使用する場合、au回線の対応バンド(主にBand 1/3/18/26/41/42)に端末が対応しているか確認が必要です。近年のiPhone(iPhone 8以降)やAndroidの主要機種はマルチバンド対応のため問題ないケースが大半ですが、J:COMモバイルの公式サイトで動作確認端末リストを事前にチェックしてください。
また、ドコモで購入した端末にSIMロックがかかっている場合はSIMロック解除が必要です。2021年8月27日以降にドコモで購入した端末は原則SIMロックなしですが、それ以前の端末はMy docomoからSIMロック解除手続き(無料)を行ってください。
格安SIMへの乗り換え全般で気をつけるべき点については格安SIMのデメリットまとめも参考になります。
ドコモメールが使えなくなる
乗り換えによりドコモのメールアドレス(@docomo.ne.jp)はそのままでは使えなくなります。ドコモの「ドコモメール持ち運び」サービス(月額330円)で継続利用は可能ですが、維持費がかかるため、乗り換え前にGmailやYahoo!メールなどのフリーメールに移行しておくことをおすすめします。
各種Webサービスやネットショッピングの登録メールアドレスを事前に変更しておくことも重要です。詳しい手順はキャリアメール対策ガイドをご覧ください。
eSIM非対応のため物理SIMのみ
J:COMモバイルはeSIM非対応のため、物理SIMカードでの契約のみとなります。eSIMでの乗り換えを希望する場合は、J:COMモバイル以外のau回線MVNO・サブブランドを検討する必要があります。
物理SIMのため申し込みからSIMカード到着まで数日かかりますが、その間もドコモ回線は使えるため通信が途切れることはありません。
J:COMモバイルはこんな人におすすめ
J:COMモバイルへの乗り換えがとくに向いている人の特徴をまとめました。ドコモから乗り換えを検討する際の判断材料にしてください。
J:COMモバイルが向いている人:
- J:COMのテレビ・ネットサービスをすでに利用している方 — データ増量特典が受けられ、支払いもまとめられる
- 毎月のデータ使用量が20GB以内の方 — ドコモの無制限プランからの乗り換えで年間約50,000円の節約が可能
- 通信費を抑えつつ5Gも使いたい方 — J:COMモバイルは全プラン5G対応で、月1,408円から利用可能
- 余ったデータを無駄にしたくない方 — 翌月繰り越しに対応しているため、データを効率よく使える
- 解約金や縛りなしで気軽に試したい方 — 契約期間の縛りなし、解約金0円のため安心
一方で、J:COMサービスを利用していない方は、同じau回線のIIJmio(タイプA)やmineoなど他のMVNOと料金を比較した上で検討することをおすすめします。各社の詳細な比較は格安SIMおすすめランキングをご覧ください。
J:COMモバイルのサービス内容やユーザーの評判についてはJ:COMモバイル評判・レビューでさらに詳しく解説しています。
よくある質問
ドコモからJ:COMモバイルへの乗り換えに関するよくある疑問をまとめました。
よくある質問
QドコモからJ:COMモバイルに乗り換えると電話番号は変わりますか?
MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用すれば、今お使いの電話番号をそのまま引き継げます。ドコモのMy docomoまたは電話窓口でMNP予約番号を取得してからJ:COMモバイルに申し込んでください。
Qドコモで購入した端末はJ:COMモバイルでそのまま使えますか?
J:COMモバイルはau回線のMVNOのため、ドコモで購入した端末はSIMロック解除とau回線の対応バンド確認が必要です。2021年8月27日以降に購入した端末は原則SIMロックなしです。それ以前の端末はMy docomoから無料でSIMロック解除できます。近年のiPhoneやAndroid主要機種はau回線のバンドにも対応していますが、J:COMモバイルの動作確認端末リストで事前に確認することをおすすめします。
QJ:COMモバイルは5Gに対応していますか?
J:COMモバイルは全プランで5G通信に対応しています。au回線の5Gエリア内であれば、追加料金なしで5G通信を利用できます。
QドコモメールはJ:COMモバイルに乗り換えた後も使えますか?
乗り換え後はドコモのメールアドレス(@docomo.ne.jp)はそのままでは利用できなくなります。ドコモの「ドコモメール持ち運び」サービス(月額330円)を利用すれば継続利用が可能ですが、GmailやYahoo!メールへの移行がおすすめです。乗り換え前にWebサービスの登録メールアドレスの変更も忘れずに行ってください。
QJ:COMモバイルの速度制限時はどのくらいの速度で使えますか?
1GB・5GBプランは速度制限時に最大200kbps、10GB・20GBプランは最大1Mbpsで通信できます。最大1Mbpsであれば、Webブラウジング・SNS・動画視聴(標準画質)は問題なく利用可能です。速度制限を気にしたくない方は10GB以上のプランがおすすめです。
関連記事: 格安SIMおすすめランキング / J:COMモバイル評判・レビュー / MNP乗り換え手順ガイド / キャリアメール対策ガイド / 格安SIMのデメリットまとめ
