楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換えは、MNPワンストップ対応でMNP予約番号の取得が不要です。ソフトバンク回線の安定した通信品質に加え、家族割引やおうち割光セット(A)で月額料金を大幅に抑えられます。本記事では乗り換え前の確認事項から開通までを4ステップで解説します。
楽天モバイルからワイモバイルに乗り換えるメリット
楽天回線のエリアや品質に不満がある方は、ワイモバイルに乗り換えるとソフトバンク回線の安定した通信と充実した割引サービスを利用できます。
楽天モバイルはデータ無制限で月3,278円とコスパが高い一方、楽天回線エリア外ではパートナー回線(au)の利用となり通信品質が不安定になる場合があります。ワイモバイルはソフトバンクのサブブランドとして、ソフトバンク回線をそのまま利用するため全国的に安定した通信品質を期待できます。
乗り換えの主なメリットは以下のとおりです。
- ソフトバンク回線の安定した通信品質 — MVNOのように昼休みに速度が落ちる心配がない
- 家族割引サービス — 2回線目以降は月1,100円割引(シンプル3 M/L)
- おうち割光セット(A) — SoftBank光やSoftBank Air契約者は月最大1,650円割引
- PayPayカード割 — PayPayカードでの支払いで月最大550円割引
- 店舗でのサポート対応 — 全国約4,000店舗のワイモバイルショップで対面サポート
- SIM契約キャンペーンで最大15,000円相当PayPayポイント還元(2026年8月時点)
- 解約金・MNP転出手数料0円 — 楽天モバイル・ワイモバイル双方で手数料がかからない
特に家族で複数回線をまとめたい方にとって、ワイモバイルの家族割引は大きなメリットです。楽天モバイルには家族割引がないため、家族全員で移行すると世帯全体の通信費を効率的に削減できます。
乗り換え前に確認すること
楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換え前に、端末の対応状況・SIMの種類・データ移行の3点を確認しておきましょう。
端末のソフトバンク回線対応を確認する
楽天モバイルで購入した端末をそのまま使う場合、ソフトバンク回線の主要バンド(Band 1/3/8)に対応しているかを確認してください。Rakuten Handなど楽天オリジナル端末は、ソフトバンク回線の一部バンドに非対応の場合があります。ワイモバイルの公式サイトで接続実績のある他社端末一覧を確認できます。
SIMロックについて
楽天モバイルで販売された端末にはSIMロックがかかっていないため、SIMロック解除の手続きは不要です。
データのバックアップ
乗り換え前に写真・連絡先・アプリデータのバックアップを取っておきましょう。SIMの切り替えだけであればデータは消えませんが、万が一に備えておくと安心です。
Yahoo! JAPAN IDを用意しておくとスムーズ
PayPayポイント還元キャンペーンの受け取りにはYahoo! JAPAN IDが必要です。事前に作成しておくと手続きがスムーズに進みます。
乗り換えにかかる費用
楽天モバイルのMNP転出手数料は0円ですが、ワイモバイルの契約事務手数料はオンラインストア経由なら無料、店舗では3,850円かかります。
| 項目 | 費用 |
|---|---|
| 楽天モバイル MNP転出手数料 | 0円 |
| 楽天モバイル 解約金 | 0円 |
| ワイモバイル 契約事務手数料(オンライン) | 0円 |
| ワイモバイル 契約事務手数料(店舗) | 3,850円 |
費用を抑えるならオンラインストアからの申し込みがおすすめです。オンライン限定のPayPayポイント還元キャンペーンも適用されます。
端末の分割残債にご注意
楽天モバイルで端末を分割購入した場合、解約後も残債の支払いは継続します。残りの支払い回数・金額はmy 楽天モバイルアプリで確認できます。一括清算も可能です。
乗り換え手順(全4ステップ)
楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換えは、MNPワンストップ方式でMNP予約番号不要。オンラインストアから申し込めば最短翌日に開通します。
STEP 1: プランを選ぶ
ワイモバイルには3つのプランがあります。月のデータ使用量に合わせて選びましょう。
| プラン | データ容量 | 月額料金 | 割引適用後の目安 |
|---|---|---|---|
| シンプル3 S | 5GB | 3,278円 | 858円〜 |
| シンプル3 M | 30GB | 4,378円 | 1,958円〜 |
| シンプル3 L | 35GB | 5,478円 | 3,058円〜 |
割引適用後の金額はPayPayカードゴールド割+おうち割光セット(A)を最大限適用した場合の目安です。PayPayカード割(330円引き)やおうち割光セット(A)(S: 1,100円引き、M/L: 1,650円引き)を組み合わせると、大幅に料金が下がります。
楽天モバイルで毎月20GB以上使っていた方はシンプル3 M(30GB)がおすすめです。データ増量オプション(550円/月、初回7ヶ月無料)を追加すれば、Sは7GB、Mは35GB、Lは40GBまで使えます。
STEP 2: ワイモバイルオンラインストアで申し込む
ワイモバイルオンラインストアにアクセスし、「SIMのみ」→「他社からの乗り換え(MNP)」を選択して申し込みます。
申し込みの流れは以下のとおりです。
- ワイモバイルオンラインストアで「SIMカードのみ」または「eSIM」を選択
- 「他社携帯電話会社」を選び、プラン(S/M/L)を選択
- MNPワンストップの画面で「楽天モバイル」を選択し、楽天IDで認証
- 本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)をアップロード
- 支払い情報を入力して申し込み完了
オンラインストア限定のSIM契約キャンペーン(最大15,000円相当PayPayポイント)は自動適用されるため、特別なエントリーは不要です。M/Lプランなら15,000円相当、Sプランなら5,000円相当が還元されます。
MNPワンストップの詳しい仕組みはMNPワンストップ手順ガイドで解説しています。
STEP 3: SIMカードを受け取る
申し込みから最短翌日〜3日程度でSIMカードが届きます。eSIMを選択した場合は申し込み完了後すぐにプロファイルをダウンロードできます。
STEP 4: 回線切替と初期設定
SIMカードが届いたら、ワイモバイルオンラインストアのマイページから回線切替手続きを行います。
- ワイモバイルのマイページにログイン
- 「お申し込み状況確認」から回線切替ボタンを押す
- 端末にSIMカードを挿入(またはeSIMプロファイルを設定)
- 電話・インターネット接続を確認
回線切替は毎日9:00〜20:30に受け付けています。切替が完了すると楽天モバイルの回線は自動的に解約されるため、楽天モバイルへの別途解約手続きは不要です。
APN設定について
ワイモバイルのAPN設定は、iPhoneではSIMを挿入するだけで自動設定されます。Androidでは手動設定が必要な場合があります。
| 項目 | 設定値 |
|---|---|
| APN | plus.acs.jp.v6 |
| ユーザー名 | ym |
| パスワード | ym |
| 認証タイプ | CHAP |
設定後に電話やインターネットが正常に使えることを確認してください。うまく接続できない場合は端末を再起動するか、SIMカードの挿し直しを試してみてください。APN設定全般について詳しくは格安SIM APN設定ガイドをご覧ください。
よくある注意点
楽天モバイルからワイモバイルへ乗り換える際に知っておくべき注意点を3つ解説します。
Rakuten Linkが使えなくなる
楽天モバイルではRakuten Linkアプリを使えば国内通話が無料ですが、ワイモバイルに乗り換えるとRakuten Linkは利用できなくなります。
ワイモバイルで通話料を抑えるには、だれとでも定額(月880円、1回10分以内の国内通話無料)またはスーパーだれとでも定額(月1,980円、国内通話かけ放題)を追加してください。通話をほとんどしない方はオプションなしで22円/30秒の従量課金となります。
楽天ポイントへの影響
楽天モバイルを解約しても、楽天ポイントは楽天IDに紐づいているため消えません。貯まっているポイントはそのまま楽天市場などで利用できます。
ただし、楽天モバイルの契約で得られていたSPU(スーパーポイントアッププログラム)の倍率アップ(+4倍)は適用されなくなります。一方、ワイモバイルではPayPayポイントが貯まるようになるため、PayPayやYahoo!ショッピングをよく利用する方にはメリットがあります。
料金プランの値上げについて
ワイモバイルのシンプル3プランは2026年6月2日に月額220円の値上げが実施されました。2026年6月1日以前から契約していた方は2026年12月末まで改定前料金で利用可能ですが、新規申し込みは改定後の料金が適用されます。
割引を活用すれば値上げの影響は軽減できる
PayPayカード割(330円引き)やおうち割光セット(A)(最大1,650円引き)を適用すれば、値上げ分以上の割引を受けられます。割引後の実質料金で比較するのがポイントです。
ワイモバイル vs 楽天モバイル 料金比較
ワイモバイルと楽天モバイルの料金・サービスを比較すると、割引なしではワイモバイルが割高ですが、家族割引やセット割を適用するとワイモバイルが逆転するケースもあります。
| 比較項目 | ワイモバイル | 楽天モバイル |
|---|---|---|
| 月額料金(〜3GB) | 3,278円(S: 5GB) | 1,078円 |
| 月額料金(〜20GB) | 4,378円(M: 30GB) | 2,178円 |
| 月額料金(20GB超) | 5,478円(L: 35GB) | 3,278円(無制限) |
| 割引適用後(M) | 1,958円〜 | ―(割引なし) |
| 通話 | 22円/30秒 | Rakuten Link利用で無料 |
| かけ放題 | 1,980円/月 | 1,100円/月(標準通話) |
| 回線 | ソフトバンク | 楽天+パートナー(au) |
| 5G対応 | 対応 | 対応 |
| eSIM | 対応 | 対応 |
| 店舗サポート | 全国約4,000店舗 | 店舗あり |
| 家族割引 | 2回線目以降 月1,100円引き(M/L) | なし |
| 光セット割 | 月最大1,650円引き | 楽天ひかり利用でSPU +2倍 |
どちらを選ぶべきか
ワイモバイルが向いている人
- 家族で複数回線をまとめて割引を受けたい方
- SoftBank光やSoftBank Airを契約している方
- 店舗での対面サポートを重視する方
- 通信品質の安定性を重視する方
楽天モバイルが向いている人
- データ使用量が毎月大きく変動する方(従量制で無駄がない)
- データ無制限で使いたい方(月3,278円)
- 楽天市場をよく利用し、SPUの倍率アップを活用したい方
- Rakuten Linkで通話料0円にしたい方
両社の詳しい比較は楽天モバイル vs ワイモバイル比較記事で解説しています。
よくある質問(FAQ)
楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換えに関するよくある質問をまとめました。
よくある質問
Q楽天モバイルからワイモバイルへの乗り換えに費用はかかる?
オンラインストアから申し込めば原則かかりません。楽天モバイルのMNP転出手数料・解約金は0円、ワイモバイルのオンライン契約事務手数料も0円です。店舗で申し込む場合は3,850円の事務手数料がかかります。端末の分割残債がある場合は支払いが継続します。
QMNP予約番号は必要?
不要です。楽天モバイルとワイモバイルはともにMNPワンストップに対応しているため、MNP予約番号を取得せずに乗り換えできます。ワイモバイルの申し込み画面で楽天モバイルを選択し、楽天IDで認証するだけで転出手続きが完了します。
Q楽天モバイルの電話番号はそのまま使える?
使えます。MNP(番号ポータビリティ)により、現在の電話番号をそのままワイモバイルに引き継げます。
Q楽天ポイントは消える?
消えません。楽天ポイントは楽天IDに紐づいているため、楽天モバイルを解約しても楽天市場や楽天カードの支払いなどで引き続き利用できます。ただし楽天モバイル契約によるSPU倍率アップ(+4倍)は適用外になります。
Qワイモバイルの家族割引はどうやって申し込む?
ワイモバイルの家族割引サービスは、2回線目以降に自動適用されます。家族(同居の家族および別居の家族も対象)がワイモバイルを利用中であれば、申し込み時に家族割引の適用を選択できます。シンプル3 M/Lは1,100円引き、Sは550円引きになります。
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