「スマホ代が高い」と感じていませんか。大手キャリアの無制限プランでは月7,000円以上かかるケースも珍しくありません。格安SIMへの乗り換えや料金プランの見直しで、年間5万円以上の節約も十分に実現できます。この記事では、スマホ代を安くする具体的な方法と、一人暮らし・夫婦・家族4人のパターン別に節約額をシミュレーションします。
大手キャリアと格安SIMの料金差はいくら?
大手3キャリアの無制限プランと格安SIMの代表的なプランを比較すると、月額で3,000〜6,000円の差が生まれます。
大手キャリアのデータ無制限プランは、割引なしの場合は月額7,000円台が一般的な料金水準です(ドコモ eximo 約7,315円、au 使い放題MAX 約7,238円、ソフトバンク ペイトク無制限 約9,625円など。これらは一般的な料金例であり、割引適用で変動します)。
一方、格安SIMなら同等以上のデータ容量を大幅に安く利用できます。
| キャリア | プラン | データ容量 | 月額料金(税込) |
|---|---|---|---|
| ahamo | ahamo(20GB) | 20GB | 2,970円 |
| IIJmio | ギガプラン 20GB | 20GB | 2,000円 |
| LINEMO | ベストプラン | 3〜10GB | 990〜2,090円 |
| 楽天モバイル | 最強プラン(20GB〜) | 無制限 | 3,278円 |
| UQモバイル | トクトクプラン2 | 30GB | 4,048円 |
| ワイモバイル | シンプル3 M | 30GB | 4,378円 |
20GBで比較すると、大手キャリアの約7,000円台に対して格安SIMは2,000〜3,000円台で収まります。この差額が毎月の節約額に直結します。
格安SIMの料金やサービスの詳しい比較は格安SIMおすすめランキングでも解説しています。
パターン別 通信費節約シミュレーション
実際にどのくらい節約できるのか、3つの代表的な世帯パターンで月額・年額の節約額を計算します。
一人暮らし(月20GB利用の場合)
一人暮らしで月20GB程度を使う方のシミュレーションです。
パターンA: ドコモ → ahamo
| 項目 | 乗り換え前(ドコモ) | 乗り換え後(ahamo) |
|---|---|---|
| 月額料金 | 約7,315円(一般的な料金例) | 2,970円 |
| 月間データ容量 | 無制限 | 20GB |
| 5分以内通話 | 有料オプション | 無料 |
| 月間節約額 | — | 約4,345円 |
| 年間節約額 | — | 約52,140円 |
パターンB: ドコモ → IIJmio
IIJmioのギガプラン 20GBなら月額2,000円で利用できるため、さらに節約幅が広がります。
- 乗り換え前: 約7,315円/月(一般的な料金例)
- 乗り換え後: 2,000円/月(IIJmio ギガプラン 20GB)
- 月間節約額: 約5,315円 / 年間節約額: 約63,780円
一人暮らしの方の格安SIM選びは一人暮らし向け格安SIMおすすめも参考にしてください。
夫婦2人(10GB + 3GB利用の場合)
夫婦2人でデータ利用量が異なるケースです。LINEMOのベストプランは従量制のため、使用量に応じた料金で無駄がありません。
| 項目 | 乗り換え前(au 2回線) | 乗り換え後(LINEMO 2回線) |
|---|---|---|
| 1人目(10GB利用) | 約7,000円 | 2,090円(ベストプラン 10GB) |
| 2人目(3GB利用) | 約7,000円 | 990円(ベストプラン 3GB) |
| 合計月額 | 約14,000円(一般的な料金例) | 3,080円 |
| 月間節約額 | — | 約10,920円 |
| 年間節約額 | — | 約131,040円 |
夫婦2人で年間約13万円の節約になります。LINEMOはLINEのトーク・通話がデータ消費ゼロ(LINEギガフリー)のため、LINEを多用する方に向いています。
家族4人(30GB以上 x 2人 + 3GB以下 x 2人の場合)
親2人がデータを多く使い、子ども2人は自宅のWi-Fi中心で月3GB以下のライトユーザーという想定です。
| 項目 | 乗り換え前(ソフトバンク 4回線) | 乗り換え後(楽天モバイル 4回線) |
|---|---|---|
| 親1(30GB以上) | 約7,500円 | 3,278円(最強プラン 20GB〜無制限) |
| 親2(30GB以上) | 約7,500円 | 3,278円(最強プラン 20GB〜無制限) |
| 子1(3GB以下) | 約7,500円 | 1,078円(最強プラン 〜3GB) |
| 子2(3GB以下) | 約7,500円 | 1,078円(最強プラン 〜3GB) |
| 合計月額 | 約30,000円(一般的な料金例) | 8,712円 |
| 月間節約額 | — | 約21,288円 |
| 年間節約額 | — | 約255,456円 |
家族4人なら年間約25万円の節約効果があります。楽天モバイルは従量制で、使った分だけ支払う仕組みのため、家族間でデータ利用量に差がある場合に無駄が少ないのが特長です。
家族でまとめて乗り換える場合のおすすめは家族向け格安SIMランキングで詳しく比較しています。
大手キャリアの料金について
本記事のドコモ・au・ソフトバンクの料金はいずれも割引適用前の一般的な料金例です。家族割やセット割の適用状況によって実際の料金は変動するため、現在の支払額は各キャリアのマイページで確認してください。
格安SIMに乗り換えずにスマホ代を下げる方法3つ
乗り換えに抵抗がある方でも、今のキャリアのまま月1,000〜3,000円程度の節約が可能なケースがあります。
1. 料金プランの見直し
契約時に大容量プランを選んだまま放置していませんか。大手キャリアには段階制プランや中容量プランも用意されています。毎月のデータ使用量をマイページで確認し、実際の使用量に合ったプランに変更するだけで月1,000〜2,000円の削減になる場合があります。
2. 不要なオプションの解約
端末購入時に加入した補償サービスやエンタメ系オプションが不要になっていないか確認しましょう。月額300〜500円のオプションでも、3〜4つ重なると月1,000〜2,000円の出費になります。マイページの「契約オプション」一覧からまとめてチェックできます。
3. Wi-Fi環境の活用
自宅に光回線やホームルーターがある方は、スマートフォンをWi-Fiに接続する習慣をつけるだけでモバイルデータの消費を大幅に抑えられます。データ使用量を減らせれば、より安い小容量プランへの変更も検討できます。具体的なデータ節約のコツはデータ通信量を節約する方法で解説しています。
乗り換え以外の固定費削減(光回線セット割・家族割)
格安SIMの中には、光回線とのセット割や家族割引を提供しているキャリアがあります。対象の光回線を利用中なら、追加の手続きで月額料金をさらに下げられます。
| キャリア | 割引名 | 割引額 | 条件 |
|---|---|---|---|
| UQモバイル | 自宅セット割 | 最大1,100円/月引き | auひかり・J:COM等の対象回線を利用 |
| ワイモバイル | おうち割 光セット(A) | 最大1,650円/月引き | SoftBank光またはSoftBank Airを利用 |
たとえばUQモバイルのトクトクプラン2(30GB・月額4,048円)は自宅セット割の適用で月額2,728円まで下がります。5GB以下の月は1,628円です。ワイモバイルのシンプル3 M(30GB・月額4,378円)もおうち割 光セット(A)とPayPayカード割の併用で割引が受けられます。
対象の光回線をすでに契約中の方は、セット割を活用することで格安SIM並みの月額料金を実現できる場合があります。
乗り換え時の初期費用と回収期間
格安SIMへの乗り換えで気になるのが初期費用です。結論として、ほとんどのケースで1〜2ヶ月目には初期費用を回収でき、その後は毎月の節約がそのまま手元に残ります。
| 費用項目 | 金額の目安 |
|---|---|
| MNP転出手数料 | 0円(2021年4月以降、全キャリア無料) |
| 契約事務手数料 | 0〜3,850円(キャリアにより異なる。ahamoは0円) |
| SIM発行手数料 | 0〜446円 |
| 端末の分割残債 | 残債がある場合は引き続き支払い(乗り換えに影響なし) |
端末の分割払い残債について
端末の分割払いが残っていても、乗り換え自体は可能です。残債は引き続き元のキャリアに支払います。ただし「端末購入サポート」等の割引が適用されている場合、途中解約で残債が増えるケースがあるため、残債額はマイページで事前に確認しましょう。
仮に事務手数料3,300円がかかったとしても、月4,000円の節約ができれば1ヶ月目で回収可能です。乗り換え手順について詳しくはMNP乗り換え手順ガイドを参考にしてください。
よくある質問
よくある質問
Q格安SIMに乗り換えると通信速度は遅くなる?
MVNO(IIJmio、mineoなど)は昼12時台や夕方の混雑時に速度が低下しやすい傾向があります。一方、ahamo(ドコモ回線)やLINEMO(ソフトバンク回線)は大手キャリアと同等の回線品質で、混雑時も安定した速度が出やすいです。速度を重視する方はMNOブランドのahamo・LINEMOがおすすめです。
Q格安SIMへの乗り換えにかかる時間はどのくらい?
オンラインでの申し込みから開通まで、最短で即日(eSIMの場合)、SIMカード郵送の場合は2〜3営業日程度です。MNP予約番号の取得もオンラインで完結するため、店舗に行く必要はありません。
Q今の電話番号はそのまま使える?
はい。MNP(携帯電話番号ポータビリティ)を利用することで、電話番号を変えずに乗り換えできます。MNP転出手数料は全キャリア無料です。2023年5月からはMNPワンストップ方式に対応したキャリア間なら、転出元への手続きも不要になりました。
Q家族全員で乗り換えるのと1人だけ乗り換えるのはどちらが得?
節約額の総額は家族全員で乗り換えた方が大きくなります。ただし、大手キャリアの家族割を利用中の場合、1人が抜けると残りの家族の割引額が減る場合があります。家族割の適用状況を確認したうえで、全員で乗り換えるか段階的に移行するかを判断するのがおすすめです。
Q格安SIMでもキャリアメール(@docomo.ne.jp等)は使える?
大手キャリアのキャリアメールは「メール持ち運びサービス」(月額330円)を利用することで、乗り換え後も継続利用できます。ただし、GmailやiCloudメールなどの無料メールに切り替えれば月額費用がかからないため、乗り換えを機にフリーメールへ移行する方も多いです。
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