格安SIMへの乗り換えを検討しているけれど「何を準備すればいいの?」と不安に思っている方は多いのではないでしょうか。実は、申し込みに必要なものは8つだけです。この記事では申し込み前に準備すべきものを一覧で整理し、事前に確認しておくべきポイントを詳しく解説します。
申し込みに必要なもの一覧
格安SIMの申し込みに必要な8つのアイテムをまとめました。オンライン申し込みの場合は、すべて自宅から準備できます。
| 準備物 | 必須/任意 | 備考 |
|---|---|---|
| 本人確認書類 | 必須 | マイナンバーカード・運転免許証など |
| クレジットカード | ほぼ必須 | 一部サービスは口座振替対応 |
| MNP予約番号 | 条件付き | MNPワンストップ対応なら不要 |
| メールアドレス | 必須 | キャリアメール以外を推奨 |
| Wi-Fi環境 | 推奨 | 初期設定・APN設定時に必要 |
| SIMロック解除済みの端末 | 条件付き | 2021年10月以降購入の端末は原則不要 |
| 連絡先電話番号 | 必須 | 申し込み時に入力 |
| SIMカードのサイズ確認 | 推奨 | eSIM利用の場合は不要 |
すべてを準備しておけば、オンラインでの申し込みは15〜20分で完了します。以下、それぞれの詳細を解説します。
準備1: 本人確認書類
格安SIMの契約には法律(携帯電話不正利用防止法)上、本人確認が必須です。オンライン申し込みでは書類の撮影画像をアップロードするか、マイナンバーカードのICチップ読み取り(eKYC)で本人確認を行います。
利用できる本人確認書類
| 書類 | 補助書類の要否 | 備考 |
|---|---|---|
| マイナンバーカード | 不要 | eKYC対応サービスではICチップ読み取りで最速 |
| 運転免許証 | 不要 | 表面+裏面の撮影が必要 |
| パスポート(日本国) | 必要(住所記載ページなし時) | 2020年以降発行分は住所の記載なし |
| 在留カード | 不要 | 外国籍の方 |
| 健康保険証 | 必要(別途補助書類) | 住民票や公共料金の領収書が必要 |
補助書類が必要な場合
健康保険証やパスポート(2020年以降発行)で申し込む場合、発行から3ヶ月以内の住民票の写しまたは公共料金の領収書が補助書類として必要です。マイナンバーカードや運転免許証なら補助書類は不要です。
2024年12月の法改正に伴い、多くの格安SIMサービスでマイナンバーカードによるICチップ読み取り(eKYC)が推奨されるようになっています。マイナンバーカードを持っている方は、申し込みがもっともスムーズに進みます。
準備2: クレジットカード
ほとんどの格安SIMサービスではクレジットカード払いが必須です。申し込み時にカード番号を入力するため、手元にカードを用意しておきましょう。
主要サービスの支払い方法
| サービス | クレジットカード | 口座振替 | デビットカード |
|---|---|---|---|
| ahamo | ○ | ○ | ○(一部) |
| LINEMO | ○ | ○ | × |
| 楽天モバイル | ○ | ○ | ○(楽天銀行等) |
| ワイモバイル | ○ | ○ | × |
| UQモバイル | ○ | ○ | × |
| IIJmio | ○ | × | × |
| mineo | ○ | △(eo光契約者のみ) | × |
| nuroモバイル | ○ | × | × |
ahamo・LINEMO・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイルはMNO・サブブランド系のため口座振替にも対応しています。クレジットカードを持っていない方は、これらのサービスを検討してください。
各サービスの詳しい特徴は格安SIMおすすめランキングで比較しています。
準備3: MNP予約番号
現在使っている電話番号をそのまま引き継ぐには、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)の手続きが必要です。ただし、2023年5月から始まった「MNPワンストップ」対応サービス同士なら、MNP予約番号の取得は不要です。
MNPワンストップ対応サービス
2026年7月時点で主な対応サービスは以下のとおりです。
- ドコモ / ahamo
- au / UQモバイル / povo
- ソフトバンク / ワイモバイル / LINEMO
- 楽天モバイル
- IIJmio
- mineo
- 日本通信SIM
- nuroモバイル
上記サービス間の乗り換えであれば、乗り換え先のサイトから直接申し込むだけで手続きが完了します。
MNPワンストップ非対応の場合
MNPワンストップに非対応のサービスから乗り換える場合は、現在のキャリアでMNP予約番号を発行してもらう必要があります。予約番号の有効期限は15日間のため、発行後すぐに乗り換え先へ申し込みましょう。
MNPの詳しい手順はMNP乗り換え手順ガイドで解説しています。ワンストップ方式についてはMNPワンストップ手順も参考にしてください。
準備4: メールアドレス
格安SIMの申し込みには契約確認や各種通知を受け取るためのメールアドレスが必要です。
キャリアメールは使わない
大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)から乗り換える場合、キャリアメール(@docomo.ne.jp、@ezweb.ne.jp、@softbank.ne.jp)は解約後に使えなくなるため、申し込み時のメールアドレスとしては使用しないでください。
おすすめのフリーメール:
- Gmail(Google)
- Yahoo!メール
- Outlook.com(Microsoft)
キャリアメール持ち運びサービス(月330円)を利用すれば引き続きキャリアメールを使えますが、契約先の連絡用メールアドレスにはフリーメールを設定しておくのが安全です。キャリアメールの対策はキャリアメール対策ガイドで詳しく解説しています。
準備5: Wi-Fi環境
格安SIMの初期設定、特にAPN(アクセスポイント名)の設定を行う際にはインターネット接続が必要です。SIMカード到着後〜設定完了までの間はモバイルデータ通信が使えない場合があるため、Wi-Fi環境を確保しておきましょう。
Wi-Fiが必要なタイミング:
- APN設定のプロファイルダウンロード(iPhoneの場合)
- キャリアアプリの初回設定
- 各種データの移行作業
eSIMの場合は設定用QRコードの読み取りにもWi-Fi接続が必要です。自宅にWi-Fiがない方はカフェの無料Wi-Fiなどを活用してください。
準備6: SIMロック解除の確認
2021年10月以降に大手キャリアで購入したスマートフォンは原則SIMロックがかかっていません。それ以前に購入した端末は、SIMロック解除が必要な場合があります。
SIMロック解除の確認方法
| キャリア | 確認方法 |
|---|---|
| ドコモ | My docomo → 「契約情報」→「SIMロック解除」 |
| au | My au → 「お手続き」→「SIMロック解除」 |
| ソフトバンク | My SoftBank → 「契約・オプション管理」→「SIMロック解除」 |
Webから手続きすれば無料で解除できます。ショップに持ち込むと手数料3,300円がかかるため、オンラインでの手続きがおすすめです。
同じ回線なら原則SIMロック解除不要
ドコモの端末でドコモ回線の格安SIM(IIJmioのドコモ回線やahamoなど)を使う場合は、SIMロックがかかっていても利用できることがあります。ただし、確実に使うためには事前に解除しておくことを推奨します。
準備7: 連絡先電話番号
申し込みフォームには連絡先電話番号の入力が求められます。これは契約の確認や本人認証(SMS認証)に使われることがあります。現在使用中の携帯電話番号で問題ありません。
準備8: SIMカードのサイズ確認
物理SIMカードで申し込む場合は、端末のSIMスロットに合ったサイズを選ぶ必要があります。
| SIMサイズ | 対応端末 |
|---|---|
| nano SIM | 現在のスマートフォンのほぼすべて |
| micro SIM | 一部の古い端末 |
| eSIM | iPhone XS以降、Android対応機種 |
2020年以降に発売されたスマートフォンはほぼすべてnano SIMです。端末がeSIMに対応している場合は、eSIMで申し込むとSIMカードの到着を待たずに即日開通できます。eSIM対応サービスの一覧はeSIM対応の格安SIMまとめをご確認ください。
申し込み前に確認すべき3つのポイント
準備物がそろったら、申し込み前に以下の3点を確認しておくとスムーズです。
1. 現在の契約更新月・違約金を確認
2022年7月以降、大手キャリアの違約金(解約金)は廃止されていますが、一部のMVNOでは最低利用期間を設けている場合があります。My docomo・My au・My SoftBankなどで現在の契約状況を確認しておきましょう。乗り換えのタイミングについては格安SIM乗り換えのベストタイミングで解説しています。
2. 端末の対応バンド(周波数帯)を確認
乗り換え先の回線(ドコモ・au・ソフトバンク)と端末の対応周波数帯が合っているか確認しましょう。各サービスの公式サイトには「動作確認済み端末一覧」が掲載されています。
3. データのバックアップ
乗り換え作業中にデータが消えることは基本的にありませんが、念のためiCloudやGoogleドライブに写真・連絡先をバックアップしておくと安心です。LINEのトーク履歴もバックアップしておきましょう。
まとめ
格安SIMの申し込みに必要なものは、本人確認書類・クレジットカード・MNP予約番号(ワンストップ対応なら不要)・メールアドレス・Wi-Fi環境・SIMロック解除確認・連絡先電話番号・SIMサイズ確認の8つです。事前にすべて準備しておけば、オンラインで15〜20分で申し込みが完了します。どの格安SIMを選ぶか迷っている方は格安SIMの選び方ガイドを参考にしてください。
よくある質問
Q格安SIMの申し込みに必要な本人確認書類は何ですか?
マイナンバーカード・運転免許証・パスポート・在留カードなどが使えます。マイナンバーカードはICチップ読み取り(eKYC)に対応しており、もっともスムーズに本人確認が完了します。健康保険証の場合は住民票の写しなどの補助書類も必要です。
Qクレジットカードがなくても格安SIMに申し込めますか?
ahamo・LINEMO・楽天モバイル・ワイモバイル・UQモバイルなどMNO・サブブランド系のサービスは口座振替にも対応しています。MVNO(IIJmio・nuroモバイルなど)はクレジットカード払いのみの場合が多いため、事前に確認してください。
QMNP予約番号はどうやって取得しますか?
現在のキャリアのWebサイト(My docomo・My au・My SoftBankなど)から無料で発行できます。ただし、MNPワンストップ対応サービス同士の乗り換えであれば予約番号は不要で、乗り換え先のサイトから直接申し込めます。
Q格安SIMの申し込みにかかる時間はどれくらいですか?
オンラインでの申し込み手続き自体は15〜20分程度です。物理SIMの場合はSIMカードの到着まで2〜5日、eSIMなら最短当日に開通できます。
QSIMロック解除は必要ですか?
2021年10月以降に大手キャリアで購入した端末は原則SIMロックフリーのため解除不要です。それ以前に購入した端末は、My docomo・My au・My SoftBankからオンラインで無料解除できます。
