日本通信SIMとUQモバイルは、格安SIMの中でも「とにかく安い」と「回線品質が安定」という対照的な強みを持つ2社です。日本通信SIMは月290円からの業界屈指の低価格、UQモバイルはau回線品質そのままのサブブランドとして人気があります。この記事では両者を料金・速度・キャンペーンなど6つの観点で徹底比較し、あなたに合った選び方を提案します。
料金・スペック比較
2社の基本スペックを一覧で確認できます。料金帯・回線品質・通話料金に大きな差があり、そもそもの利用層が異なります。
結論: 月額料金を徹底的に抑えたいなら日本通信SIM、通信速度の安定性とサポートを重視するならUQモバイルがおすすめです。
| 比較項目 | 日本通信SIM | UQモバイル |
|---|---|---|
| 月額料金(小容量) | 290円(1GB) | 2,728円(30GB・自宅セット割適用時) |
| 月額料金(20GB) | 1,390円 | − |
| 月額料金(30GB) | 2,178円 | 4,048円(トクトクプラン2) |
| 月額料金(35GB) | − | 3,828円(コミコミプランバリュー) |
| 通話料 | 11円/30秒 | 22円/30秒 |
| 無料通話 | 70分無料 or 5分かけ放題(みんなのプラン) | 10分以内通話無料(コミコミプランバリュー) |
| 通信回線 | ドコモ(MVNO) | au(サブブランド) |
| 5G | 非対応 | 対応 |
| eSIM | 対応 | 対応 |
| 店舗サポート | なし | UQスポット・auショップ |
詳細な評判・口コミは日本通信SIM評判・レビューとUQモバイル評判・レビューもあわせてご覧ください。
結論
先に結論をお伝えします。スマホ代を月1,000円台以下に抑えたい方・通話料金も含めてトータルで安く使いたい方には日本通信SIMが向いています。一方、昼休みや夕方でも安定した通信速度がほしい方・店舗でのサポートを受けたい方・MNPキャンペーンを活用したい方にはUQモバイルがおすすめです。
こんな人には日本通信SIMがおすすめ
月額料金を290円〜1,390円に抑えたい、通話料11円/30秒で電話代も節約したい、5Gや店舗サポートは不要という方に向いています。
こんな人にはUQモバイルがおすすめ
通信速度の安定性を重視する、店舗で対面サポートを受けたい、MNP乗り換えで最大20,000円相当の還元を受けたい方に向いています。
料金の詳細比較
両社は料金設計の思想がまったく異なります。日本通信SIMは1GB〜30GBまで4プランのシンプル構成、UQモバイルは30GB・35GBの2プラン構成で割引制度が充実しています。
日本通信SIMの料金プラン
| プラン名 | データ量 | 月額料金 | 通話 |
|---|---|---|---|
| 合理的シンプル290プラン | 1GB | 290円 | 通話料11円/30秒 |
| 合理的みんなのプラン | 20GB | 1,390円 | 70分無料通話 or 5分かけ放題付き |
| 合理的30GBプラン | 30GB | 2,178円 | 通話料11円/30秒 |
| 合理的かけほプラン | 3GB | 2,728円 | 通話し放題 |
UQモバイルの料金プラン
| プラン名 | データ量 | 月額料金 | 通話 |
|---|---|---|---|
| トクトクプラン2 | 30GB | 4,048円 | 通話料22円/30秒 |
| コミコミプランバリュー | 35GB | 3,828円 | 10分以内通話無料+Pontaパス付き |
UQモバイルのトクトクプラン2は、月5GB以下の利用時に1,100円の自動割引(2,948円)が適用されます。さらに自宅セット割(auひかりやWiMAXとのセット)を適用すると30GBで2,728円まで下がります。
30GBで比較すると、日本通信SIM(2,178円)がUQモバイルの通常料金(4,048円)より1,870円安いです。ただしUQモバイルに自宅セット割を適用すると2,728円となり、差は550円に縮まります。年間で6,600円の差額と、回線品質の違いを天秤にかけて判断しましょう。
通信回線・速度の比較
両社の通信品質の違いは、料金差以上に重要なポイントです。
| 項目 | 日本通信SIM | UQモバイル |
|---|---|---|
| 対応回線 | ドコモ | au |
| 通信タイプ | MVNO | サブブランド |
| 5G | 非対応 | 対応 |
| eSIM | 対応 | 対応 |
| 混雑時速度 | 低下しやすい | 安定 |
日本通信SIMはMVNO(ドコモ回線を借りて運営)のため、昼休み(12:00〜13:00)や夕方の混雑時間帯に通信速度が低下する傾向があります。普段使いには問題ありませんが、昼休みに動画を視聴したい方は注意が必要です。
UQモバイルはKDDI(au)のサブブランドで、au回線を直接利用します。MVNOと異なり混雑時でも安定した通信速度が出やすく、5Gにも対応しています。速度の安定性を重視する方はUQモバイルが有利です。
MVNOとMNO系サービスの違いについては格安SIMのデメリットでも詳しく解説しています。
なお、ドコモ回線で速度の安定性を重視する場合はMNO系のahamoが選択肢に入ります。ahamoは月2,970円で20GB+5分以内通話無料を提供しており、MVNOの速度不安を避けたい方に適しています。
通話サービスの比較
通話料金と付帯サービスに大きな違いがあります。通話をよくする方は両社の通話コストをしっかり比較しましょう。
| 項目 | 日本通信SIM | UQモバイル |
|---|---|---|
| 通話料 | 11円/30秒 | 22円/30秒 |
| 5分かけ放題 | みんなのプランに標準付帯(0円) | − |
| 10分かけ放題 | − | コミコミプランバリューに標準付帯(0円) |
| 70分無料通話 | みんなのプランに標準付帯(0円) | − |
| 完全かけ放題 | 1,600円/月 | 1,980円/月 |
通話料は日本通信SIMが11円/30秒、UQモバイルが22円/30秒と2倍の差があります。月に10分の通話をする場合、日本通信SIMでは220円、UQモバイルでは440円の通話料がかかります。
ただしUQモバイルのコミコミプランバリュー(月3,828円)には10分以内の国内通話無料が含まれているため、短い通話が多い方はコミコミプランバリューで通話料を気にせず使えます。
通話料金を含めたトータルコストの比較については格安SIM通話料節約テクニックも参考にしてください。
キャンペーンの比較
キャンペーンの充実度ではUQモバイルが大きくリードしています。
日本通信SIMのキャンペーン
2026年7月時点で目立ったキャンペーンは実施されていません。日本通信SIMは通常料金が安いため、キャンペーンなしでもコスパが高い設計です。
UQモバイルの主なキャンペーン(2026年7月時点)
| キャンペーン | 内容 |
|---|---|
| SIMデビューキャンペーン | MNP乗り換えで最大15,000円相当のau PAY残高還元 |
| スペシャルクーポン | クーポンコード「3MP062」入力で最大20,000円相当還元(2,000円×10ヶ月) |
| 増量オプションII 7ヶ月無料 | データ増量(+5GB)が7ヶ月間無料 |
UQモバイルはMNP乗り換え時に最大20,000円相当のポイント還元があり、初期コストを大幅に回収できます。ただしスペシャルクーポンは10ヶ月以上の継続利用が条件です。SIMデビューキャンペーンとスペシャルクーポンは併用不可のため、還元額が大きいスペシャルクーポンを選ぶのが有利です。
日本通信SIMはキャンペーンがない代わりに、月額料金自体が安いため長期で見ればトータルコストは日本通信SIMが低くなります。20GBプランで1年間利用した場合、日本通信SIM(月1,390円×12=16,680円)とUQモバイル トクトクプラン2(月4,048円×12−20,000円還元=28,576円)では約11,900円の差になります。
こんな人におすすめ
2社は「料金の安さ」と「回線品質・サポートの充実度」というトレードオフの関係にあります。自分が何を重視するかで選びましょう。
日本通信SIMがおすすめな人
- スマホ代を月290円〜1,390円に抑えたい
- 通話料11円/30秒で電話代も安くしたい
- 70分無料通話付きの20GBプラン(月1,390円)に魅力を感じる
- 昼休みの速度低下は許容できる
- オンラインのみのサポートで問題ない
UQモバイルがおすすめな人
- 昼休みや夕方でも安定した通信速度がほしい
- 店舗(UQスポット・auショップ)で対面サポートを受けたい
- MNP乗り換えで最大20,000円相当の還元を受けたい
- 5G通信を利用したい
- auひかりやWiMAXを契約中で自宅セット割を適用できる
格安SIMの選び方について詳しく知りたい方は格安SIMの選び方ガイドをご参照ください。乗り換え手順についてはMNP乗り換え手順もあわせてご覧ください。
まとめ
日本通信SIMとUQモバイルは、格安SIMの中でも対極にあるサービスです。日本通信SIMは月290円からの圧倒的な低価格と11円/30秒の通話料が強みで、スマホ代をとことん節約したい方に向いています。UQモバイルはau回線品質・5G対応・店舗サポート・充実したキャンペーンが魅力で、安心感と通信品質を求める方に適しています。
格安SIM全体の比較は格安SIMおすすめランキングで確認できます。
よくある質問
Q日本通信SIMとUQモバイルはどちらが安いですか?
月額料金は日本通信SIMが大幅に安いです。日本通信SIMは1GBプランが月290円、20GBプランが月1,390円で利用できます。UQモバイルはトクトクプラン2が月4,048円(自宅セット割適用時2,728円)、コミコミプランバリューが月3,828円です。20GBでの比較では日本通信SIMの方が年間で約2万円以上安くなります。
Q日本通信SIMとUQモバイルの通信速度はどちらが速いですか?
UQモバイルの方が安定しています。UQモバイルはauのサブブランドでau回線を直接利用するため、昼休みや夕方の混雑時でも速度が低下しにくいです。日本通信SIMはMVNO(ドコモ回線を借りて運営)のため、混雑時間帯に速度が落ちる傾向があります。
QUQモバイルのMNPキャンペーンはどのくらいお得ですか?
2026年7月時点で、スペシャルクーポン(コード「3MP062」入力)を利用するとMNP乗り換えで最大20,000円相当のau PAY残高が還元されます(2,000円×10ヶ月)。SIMデビューキャンペーン(最大15,000円)とは併用不可です。一方、日本通信SIMには目立ったキャンペーンがありませんが、月額料金自体が安いため長期利用では日本通信SIMの方がトータルコストが低くなります。
Q通話料はどちらが安いですか?
日本通信SIMの通話料は11円/30秒で、UQモバイルの22円/30秒の半額です。さらに日本通信SIMの合理的みんなのプラン(20GB・月1,390円)には70分の無料通話(または5分かけ放題)が標準で含まれています。UQモバイルのコミコミプランバリュー(月3,828円)には10分以内の国内通話無料が付帯しています。
Q日本通信SIMは5Gに対応していますか?
いいえ、日本通信SIMは全プラン4Gのみで5Gには対応していません。5G通信を利用したい方はUQモバイルを選ぶ必要があります。ただし格安SIMの5Gは対応エリアが限定的で、日常利用では4Gとの体感差が小さい場合も多いです。
